当店で扱っているチランジア

当店で扱っているチランジアの品種紹介

チランジア(Tillandsia)はパイナップル科に属するエアプランツで、土を必要とせず空気中の水分や栄養分を葉から吸収して生育するユニークな植物です。近年、インテリアグリーンとして高い人気を集めています。本記事では、代表的で人気のあるチランジア13種を詳しくご紹介します。

1. チランジア・コットンキャンディ(Cotton Candy)

特徴:カピタータとストリクタの交配種。名前の通り、ふわっと柔らかい見た目が特徴。

葉:銀葉でトリコームが多く、ふわっと広がる姿が美しい。

花:ピンク色の苞に紫色の花が咲く。

育て方:明るく風通しの良い場所が適する。霧吹きは週2~3回が目安。

2. チランジア・イオナンタ(Ionantha)

特徴:最もポピュラーな品種の一つで、小型で扱いやすい。

葉:普段は緑だが、開花期には鮮やかな赤に染まる。

花:紫色の花を咲かせる。

育て方:湿度に強く育てやすい。定期的な霧吹きと、たまに水に浸ける「ソーキング」がおすすめ。

3. チランジア・カピタータ(Capitata)

特徴:中型~大型の品種で、バラのように開く美しい葉が魅力。

葉:銀白色で肉厚、トリコームが発達している。

花:苞が赤やオレンジに色づき、紫花を咲かせる。

育て方:乾燥に強いが通風を確保すること。

4. チランジア・アンドレアナ(Andreana)

特徴:細く柔らかい葉を放射状に伸ばす珍しいタイプ。

葉:繊細で細い。やや赤みがかることも。

花:赤い筒状の花が咲く。

育て方:湿度を好むが、葉が蒸れやすいので注意。直射日光は避ける。

5. チランジア・ウスネオイデス(Usneoides/スパニッシュモス)

特徴:垂れ下がる形状で、観葉植物として吊り下げて楽しむことができる。

葉:糸状で長く伸び、灰緑色。

花:非常に小さな黄緑色の花を咲かせる。

育て方:空中湿度を好む。1日1~2回の霧吹きが理想。

6. チランジア・コルビィ(Kolbii)

特徴:イオナンタに似ているが、葉がより柔らかくトリコームが厚い。

葉:白っぽく柔らかい。コンパクトなロゼット状。

花:紫色の花を咲かせる。

育て方:乾燥気味でも育つが、定期的な霧吹きが望ましい。

7. チランジア・フィリフォリア(Filifolia)

特徴:細く長い葉が特徴的な美しい種。

葉:緑色で非常に細長く、繊細な姿。

花:青~紫色の花。

育て方:直射日光を避け、湿度をしっかり保つ。

8. チランジア・ブッツィー(Butzii)

特徴:奇妙な模様と形状が魅力の個性派。

葉:緑に黒の斑点模様。葉は細長く湾曲する。

花:鮮やかな赤紫の花を咲かせる。

育て方:湿度が高い環境を好むが、水の溜まりすぎに注意。

9. チランジア・イオナンタ・フエゴ(Ionantha ‘Fuego’)

特徴:イオナンタの選抜種で、開花時の鮮烈な赤色が特徴。

葉:開花時に炎のように真っ赤に染まる。

花:紫色。

育て方:通常のイオナンタと同様。明るく風通しの良い環境が最適。

10. チランジア・シーディアナ(Seleriana/Selidiana とも)

特徴:芋のような塊茎を持ち、丸みを帯びたフォルムが特徴。

葉:短く太い葉に白いトリコームが密集。

花:紫色の花。

育て方:乾燥にも比較的強く、個性的なフォルムを楽しめる。

11. チランジア・カプトメデューサエ(Caput-Medusae)

特徴:名前の通り、ギリシャ神話のメデューサの髪のような姿。

葉:太く湾曲し、ねじれるように伸びる。

花:赤~紫の苞に青紫色の花。

育て方:中湿度が適し、乾燥にはやや弱い。通気重視。

12. チランジア・トリコロール(Tricolor)

特徴:名前の通り、開花時に多彩な色彩を見せる。

葉:細長く、やや硬め。緑色。

花:赤や紫など複数色の花が咲く。

育て方:強健で育てやすい。明るく風通しの良い場所が適す。

13. チランジア・ヴィクトリア(Victoria)

特徴:比較的新しい品種で、細く柔らかい葉と均整の取れた姿が美しい。

葉:トリコームの発達した銀葉。アンドレアナやストリクタに似た印象。

花:赤や紫系。

育て方:やや湿度を好む。直射日光は避け、明るい間接光で育てる。

14. チランジア・ジュンセア(Tillandsia juncea)

特徴:スラッと細長い、草のような葉が魅力。シンプルながらモダンな印象。

葉:針状で硬く直立し、灰緑色~暗緑色。

花:赤~紫の花序を出す。

育て方:風通しの良い場所に置くと◎。空中湿度が低い場合はこまめな霧吹きが必要。根が出ても着生させる必要はない。

15. チランジア・フンキアナ(Tillandsia funckiana)

特徴:ユニークな枝分かれとカールした葉が特徴。多肉植物のような印象も。

葉:細く針状で、成長と共に螺旋状にカールする。

花:鮮やかな赤花。チランジアの中ではかなり目立つ色。

育て方:やや湿度を好む。乾燥しすぎると葉先が傷みやすい。半日陰で管理。成長が早く、子株をたくさん出す。

16. チランジア・ブラキカウロス(Tillandsia brachycaulos)

特徴:葉が開花前に鮮やかな赤に染まる「ブラッシング」が非常に美しい。

葉:太くてやや硬く、開くような形状。濃緑から赤への色変化が魅力。

花:紫色の筒状花。

育て方:高湿度を好むが、根元に水が溜まらないよう注意。赤くなる前兆を観察するのが楽しい種。適度な光と霧吹きが必要。

17. チランジア・ストリクタ(Tillandsia stricta)

特徴:コンパクトで整ったロゼット型。花が大きく美しいため人気。

葉:薄く柔らかい緑葉。放射状に美しく広がる。

花:ピンク色の苞から紫の花を咲かせる。

育て方:半日陰〜明るい場所に置く。湿度が高めの環境を好む。葉が柔らかいので、乾燥しすぎないよう注意。

18.ストラミネア ストレートフォーム(Straminea Straight Form)

特徴:高さ50cm以上になる大型種。

葉:トリコームが多く、ふわふわとした触り心地。

花:開花中は良い香りがします。

育て方:子株がよく出るのでクランプになりやすいです。